やってみよう
koikoiya
人生に余白を
著者:原田マハさんの「生きるぼくら」という本を読んだ。
ざっくり言うと引きこもりがおばあちゃんと一緒にお米作りをすると言う物語。
この本を読んでまず思ったこと。
私の体はおじいちゃんとおばあちゃんの作ったお米で作られている。ということ。
ここ何年間で本当にそれを感じるようになった。
母方の祖父母はお米づくりや野菜作りをしている農家だった。
そこで母がお米をもらったり、安く頂いたりしてそのご飯を食べて大きくなった。
私には三人の子供がいるのだが、子供にご飯を作るようになると食についての興味が
どんどん湧いてきた。
そして私の小さい頃はおじいちゃんおばあちゃんの作ったお米を食べていたこと
それはものすごくものすごく幸せなことだと。
なぜもっと早く気づけなかったのかとも思ったけど
そんなこと思っても仕方なくて
おじいちゃんおばあちゃんのあのシワシワの手から作られたお米
もう少し味わって食べていればよかったなぁと思う。
人は当たり前の食べ物(ここで言うおじいちゃんとおばあちゃんの作ったお米)に
ありがたいと感謝することを忘れてしまうのだと。
今からでも遅くない。今度おじいちゃんとおばあちゃんにありがとうと伝えよう。
数年前におばあちゃんの日に焼けたシワシワのぷくっと太った手が可愛くて可愛くて仕方ないと
思うことがあった。
あーこの手でいろんな農作物を作って私たち家族に食べさせてくれているんだなと思うと
今は涙が出そうになる。いや。出た。
ありがとう。おじいちゃんおばあちゃん。
私は幸せものだなぁ。
当たり前のものやことに少し目を向けて感謝すると人生は少し明るくなるかもしれない。
では今日も少しだけ意識して生きてみましょう。
今日も良き1日になりますように♡